stop-ザ-イジメ

STOP ザ イジメ

イジメの中でも最も質の悪いイジメは、弱いものイジメ。これは卑怯者中の卑怯者がすることだ。

次に仲間を作って自分は手を出さず人にさせるイジメ。

もし、自分自身に自信があり、プライドがあり、人からリスペクトされるような人がイジメをするだろうか。

人をイジメることによって、そこに力関係を見出し、自分を有利にしようという、小狡い考えをしている人は人をイジメる。

そいつは強い者に対しては、決して立ち向かう勇気はない。多分、辛いこと、嫌なことから逃げるタイプだ。

弱い自分を知っているから、仲間を作り徒党を組み、中身は小さく影だけを大きく見せようとする。

武道の世界では、そういう輩を指して「恥知らず」という。自分が人間として恥をかいていることを知らない。

イジメをやめられない人は、心が貧しい人、心が成長していない人、心が磨かれていない人、心の未熟な人だ。

イジメに遭って本当に辛い人もいる。命を絶つ人もいるのだ。

せっかく両親から授かった命、いただいた命、大切な命、人としてあらゆることがらに遭遇しながら、心を磨き、心を高め、人格を向上させながら、自由と幸福を手にするために生まれてきた私達。

今、イジメで苦しんでいる人は、もし、環境が許されるのなら、そこから抜け出そう、脱出しよう、やり直した方が良い、何回でも仕切り直して出直した方が良い。無理して戦う必要はない、我慢することなんかない。抜け出そう。

イジメに来る奴らに関わって、自分の大切な一度きりの人生を傷つけられることはない。
どうせ我慢と苦労するなら、自分の好きなこと、やりたいこと、なりたいことのために我慢と苦労した方がずーっと楽なはず。

そして、もし、今イジメに苦しんでいて、抜け出せない人は、こう思うのも一つの方法だ。
「よし、君を許そう。了見が狭く、自己中で自分勝手で、怒りの感情に振り回されている君を許そう。」

「小さいことをいつまでもウダウダ言って、引っ張り続けて、ガキ以下の君を許そう。」

「心が汚れ、心の貧しい、心の成長していない君を許そう。」

「人がこの世に何しに生まれてきたのか、その意味を知らずにいる君を許そう。」

「君は知らない。人生には運命があり、因果応報の法則があることを。原因と結果の法則があることを。」

「良き事を思い、良き事を行えば、良き運命に好転し、悪しき事を思い、悪しき事を行えば、悪い運命にころがっていく事を。」

「今、悪しきイジメをして、悪い事を思い、悪い事を行っている君は、将来、どんな運命が待っているのかということを。」

「私は知っている。どんな事が起きたとしても、感謝の心を持って、対処していけば心が磨かれていくことを。」

「不平不満、愚痴、妬み、嫉み、恨み、自暴自棄、欲望を欲しいままにせず、常に明るく、前向きに努力すれば、運命が拓かれていくことを。」

「出会った全ての人に感謝し、起きた全ての事柄に感謝し、両親から授かった命に最大の感謝をし、そして全ての事柄に対し、良い事も、悪い事も感謝の念を降り注いで生きる時にこそ、心が磨かれ、心が高まり、良き人格を作る、運命が良くなっていくことを」

「例え今は辛くとも、常に明るく、前向きに夢と希望を抱き、努力する時に自分の命のスイッチが入り、自由で幸福の道を歩める事を君は知らない。」

◎私は、18歳で極真会館東京総本部の内弟子になり、以来42年間、この道一筋に歩んできました。色々なお弟子さんに出会うこともありました。又、色んな事がありました。

カラテの強い人が心が高まっている人ばかりかというと、そういう事もなきにしてあらずです。カラテが強ければ強いほど、人間が出来ていなければ武道とは言えません。ましてやカラテの強い人が、弱いものイジメするのはもってのほかです。

本当の強いというのは真の優しさと、忍耐力を身に付けた人を言います。
カラテを学ぶ人は決してイジメのためにカラテの技を使うことは戒めなくてはなりません。

私がカラテをはじめて一番何が良かったかといえば、カラテの強さを身に付けたのと同じぐらいに勇気と自信を持つことができたことです。これは、頭や心で強制的に頑張るんだ、勇気を出すんだと考えたり、思ったりして作った勇気ではないのです。

カラテの基本に「三合法」という理法があって、そのことを毎日、何十年も続けたおかげで、生命力が高まり、自然と勇気と自信を持ててしまったのです。ここで、これを紹介します。

田畑道場YouTube(https://youtu.be/5ijQjXJSSuo)で私が正拳中段突きしているのを真似してください。丹田というツボがあります。おへそから約10cm下です。ここと、脇の下と、拳の小指の三ヵ所に正拳を突いた時に力を入れ、小さい声で「エイ」と言って、その声を聞くことにより、自ずと精神が集中されて、「命の力」生命力が高まります。頭で考えた勇気ややる気ではなく、丹田というツボから燃え上がってくる、大自然の力の発揮です。

その後、正座して、目を閉じて鼻からゆっくり呼吸しながら頭の内側から聞こえてくる音を聞いてください。「シーン」とか「キーン」という音を聞いた時に「大我没入」または「無念無想」という状態になり、心が磨かれ、まるで鏡のような状態になるはずです。たった1分でも効き目があります。

この突きと正座を毎日少しずつ3日、1週間、1ヶ月とやるだけで必ず自分が変わってくる事を感じるはずです。

今の自分からもっと大きい自分、はじめから自分に備わっている力の発揮、本当の自分へチェンジしてください。心よりお願いすると同時に大変に期待しています。