黒沼誠を2021年5月18日付をもって、本部師範代とする。
今後、益々の極真カラテの継承普及と田畑道場の発展に尽力すべし。
主席師範 田畑 繁
《背景》
大山倍達総裁が70歳でご逝去されました。後継者の指名は、ありませんでした。その後に極真会館は、分裂という憂き目に遭いました。大山総裁が亡くなった後、後を追うように4人の諸先輩が70歳前後で旅立たれました。70歳というのは、一応の極真関係者のファクターとなっています。私田畑は、本日18日をもって61歳となります。大山総裁亡き後、極真カラテの継承伝承に36年間努めてまいりました。私は後9年で70歳となります。本部、支部教室の運営を鑑みまして、10年先の次世代の後継者を育成するために田畑道場10年の大計を著わしました。
今日まで、大山総裁から受けた薫陶を直系の道場として、未来永劫に伝えていく使命を感じております。
道場生の皆様は、大山総裁から預かっている大切な総裁の孫弟子です。かかるが故にしっかりした極真理念・精神・稽古理法・礼法作法を明記し、これを一冊の本にまとめ題名「師範・師範代・指導者・有段者への道」(52ヶ条の訓示)をここに著わし、指導者、道場生の皆様と、その理念を共有したいと考えております。
この黒沼誠の本部師範代も10年の大計の一端です。まだまだ力足らずですが、極真カラテの神髄を学び、立志向上、初心に立ち反り、指導、道場運営、行事運営に皆の心を束ね、率先垂範でリーダーシップを発揮することを念じます。