極真カラテは「地に則った基本、理にかなった型、華麗なる組手」と言われています。
地に則った基本では、三合法による理の稽古のことを言います。自分の本体の確立、それ
は内在している自分の生命の力を最高に高めることにあります。
理にかなった型とは、この生命力が最高に達した自分をもってして、型を行うことが最も
大切です。
極真カラテには、型の三原則があります。
1.力の強弱
2.技の緩急
3.息の調整 です。
これを支えるために6つのポイントがあります。
1.立ち方を定める
2.姿勢(軸)を立てる
3.拳(引きて)の位置
4.技のスピード(力とスピードで締めと決めをしっかりする)
5.気合の大きさ(覇気のある気合)
6.目付け(目の付け所をしっかりとする)
その他に型は相手が目の前にいて倒すという気概、気迫、気構えを持つことが大切です。
型を長年、年季をかけて稽古してきますと、ある時、無我と言いますか、無念無想と言い
ますか、そのようなことを体験することがあります。
三原則、6ポイントを守り、気迫、気概を持ちつつ、吐き切る瞬間の呼吸に集中した時にそのような現象が現れてきます。
審査会で行う型とか、競技で行う型も大切ですが、それ以上の力、絶対的な心境というも
のを感じる時、型の稽古はやめられなくなります。肉体と精神をつなぐものは呼吸です。
この呼吸に極意があるのです。
さあ、型の稽古を始めましょう。
何歳からでもできます!