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茶黒帯読本 2020年3月28日

「茶黒帯読本」

2020年3月28日(土)
主席師範 田畑 繁

山川颯斗先輩は年長(5歳)で入会し、本年で14年間の空手修業に打ち込みました。又、眞壁 匠 先輩は小学1年生で入会して、本年で12年間の空手修業を積みました。どちらも東北極真カップ大会で優勝し、チャレンジカップ、リベンジ大会でも優勝しています。グラチャンでは上位入賞したこともあります。カザフスタンで開催された、ジュニア世界大会でも上位入賞を果たしています。

二人の稽古姿勢は、地道な稽古を積み重ねて実力を付けたタイプです。ど真剣に、ど真面目に一歩一歩着実にカラテの地力をつけると同時に人間的にも心を磨き、心を高め、心の成長も促してきました。

今年3月に二人は、夢を追いかけて、県外に飛び出します。山川先輩は整体師を目指して沖縄の専門学校へ、眞壁先輩は家業の料亭を継ぐために山口県に板前の見習いに行きます。
私も18歳で大山総裁の内弟子を目指し、東京へ出ました。3年間の内弟子修業を続けられたのは、やる気とガッツと青春時代のパワーのおかげです。

18歳から青春時代のスタートです。この命が燃え上がり、生命力の一番強い時に何を目指し、努力するかによって、後半の人生は決定すると言っても過言ではありません。

二人には、常に基本稽古で三合法をもってして、自分の限界を追求し、限界を乗り越え、それぞれに丹力が備わってきます。

その自分をもってして夢へ挑戦し、その手で掴みとってもらいたいと切に思います。
田畑道場門下生全ての人が三合法を知り、その大切さを知っているはずです。

このように挑戦する先輩がいるのですから、その後姿を見つつ、皆さんも夢をその手で掴んでもらいたいと思うと同時に期待します。

目標を設定するということは、海を航海する船が羅針盤で目的地を決めているのと同じです。燃える闘魂、誰にも負けない努力、そして一歩一歩地味な努力の積み重ねと、青春時代の燃え上がるパワーで、自己完成、自己実現してくれることを望んでいます。