3月27日(日)県武道館柔道場において、春季昇段昇級審査会が開催されました。
今回も十分な感染対策をとり、二部制で行いました。
午前の幼年部・少年部(白~青帯)の部は、審査開始直後、まだ肌寒さがありましたが、田畑主席師範の号令のもと、覇気と勇気をもって基本、移動、補強(拳立て、ジャンピングスクワット)、柔軟テスト、型、組手に臨んでいました。中でも、組手審査では技が入って苦しい場面がみられた受審者も諦めることなく乗り切りました。最後に田畑主席師範より「何でも体験することで力が付きます。大山総裁座右の銘の第十条に『武の道においては真の極意は体験にあり、よって体験を恐るべからず』とおっしゃってます。厳しい時、苦しい時に本当の自分が出ます。厳しい時、苦しい時に頑張るのか、一歩踏むこむことが出来るのか。苦しさを乗り越えたところにチャンスがあり、自分が伸びる瞬間です。頑張ってください。」と訓話がありました。
そして午後からの少年部(黄~茶帯)・一般部の部では、今回、昇段本審査に山本郁子1級(米沢)が臨みました。ここ2年余りは、肘・ヒザの怪我と付き合いながら、米沢から片道1時間半の道のりを、田畑主席師範の直接指導を受けるため週3~4回、鈴川や県本部道場に通って稽古を積みました。師範の号令のもと、基本、移動、補強(拳立て、ジャンピングスクワット)、柔軟テスト、型、組手と審査が進みましたが、今回一般部と一緒に受審した3名の少年部は緊張があったにも関わらず力を発揮して頑張りました。最後の山本1級の昇段十人組手においては、感染対策から声援を送れない代わりに拍手で後押しして十人を達成しました。最後に田畑主席師範から「大山総裁が『白い粉があり、それを舐めたものでなければ砂糖か塩かはわからない』とおっしゃっているように連続組手はやった人間でなければ、価値がわかりません。三段までは田畑道場の審査会で取得することが出来ます。皆さんには、ぜひ価値のある黒帯を締めていただきたい。『武を以て友を会し、友を以て仁を輔く。』カラテの稽古を通じて、皆が集まり、人間性を磨き合って素晴らしい人間を作っていく。それが極真カラテです。努力精進していってください。」との訓話がありました。
現在、コロナ禍で稽古も制限が多くありますが、それを乗り越えて、稽古している成果が発揮された審査会でありました。