行事レポート

合宿代替セミナー、田畑師範オンライン特別講演会(2021年8月31日)

8月22日に合宿代替セミナー・第二次公認指導員講習会がありました。その際にコロナ禍で参加できなかった道場生に向けて、本日PM7:30より田畑師範の「オンライン特別講演会」がありました。特別ゲストとして北海道野中道場の野中良介先生が参加されました。また新庄の柴田知房支部長、東根の石山和輝支部長、本部の冨士田暢君の参加もありました。合宿代替セミナーをコロナ感染拡大のため欠席した4名が受講しました。

田畑師範が冒頭に「カラテは個人競技ですが、稽古は団体稽古が主です。
その稽古をする時に全員がバラバラな考え方をして稽古をすれば、全体の力が分散してしまい、良い稽古、良い結果は出てきません。
そこで全員の考え方、理念、フィロソフィーを共有することが大切になります。全員が同じ方向を向いて稽古する時に、ベクトルの形が揃い、個人の力、道場の力が強力に発揮されます。
この考え方、理念、フィロソフィーというのが「武徳 武道極真カラテを学ぶ目的」です。」とおっしゃられ、第2章 極真会館田畑道場のあり方、第3章 極真カラテは文武二道(カラテを学ぶ目的)、第5章 極真カラテ伝統稽古法、第7章 武道極真カラテは、基本で始まり基本で終わる、第11章 少年時代の試合の勝敗について、第12章 先輩のあり方、帯(級)の意義-仲間のために尽くす-、第13章 孝心義拳と礼節、第14章 田畑道場スタイル、第18章 人生の目的は心を磨くこと、を音読され、それに対する説明がありました。

少年部に対しては、「「後生畏るべし」青春時代をムダに生きるのではなく、自分の理想、目標、ビジョンというものを掲げ、一生に一度きりしかない青春時代に、燃える命と、情熱を傾け、青春時代しかできないことを成し遂げてほしい。」とおっしゃられました。

また一般部には、人生の目的は心を磨くためであるという説明があり「生まれてから20年は、世の中に出るまでの勉強期間、準備期間。あと20~60歳までの40年間は、社会を通じて人のため、世のために尽くす期間。60~80歳までの20年間は死期を準備する期間。若い時は、ただガムシャラで努力精進していて死などは自分に関係ないと思っていたが、61歳になった時に死というものと向き合い、極真カラテの稽古を通じ、自分を磨き、人生を磨き、人のため、世のためにどれだけ貢献できたか、また、自分の心を磨くことが出来たかというのが人生の目的ではないのかという結論に至る。」と。

この講演はPM7:35~8:15の約30分間でしたが、田畑師範の熱く語られた、魂の言葉を録音か録画しなかったことが痛恨の極みでした。
最後に田畑師範は「この極真カラテを通じて得た宝物があるとすれば、「自信」を持つことが出来たことである。」と。「どんな難題。もうだめだ、今日でお終いだと思う時が何回もあったが稽古を継続することにより、その難題を消化し、解決し、立ち上がっていくことが出来た。」さらに加えて言われるには「極真カラテをして何が一番良かったと言われたら、どんな困難、問題があっても必ず解決できるという「自信」を持てたこと。」だと熱くおっしゃってました。