2026年6月20日 茶帯研読本(第3号)
「三合法について」
主席師範 田畑 繁
極真カラテは「基本ではじまって基本でおわる」とよくいわれます。基本の実力が上達する事によって、型・組手の実力も上達するということです。
又、どんなに実力が向上しても基本の反復稽古が土台となっています。
基本稽古は「三合法」を実践します。三合法とは、技があたる瞬間に、①丹田(へそから約10cm下にあるツボ)、②脇の下、③拳の小指、この3点に力をこめることです。そして一番大きく強い気合に自分の気合を合わせていくことにより、精神が統一されて無念無想の境地に立つことができます。その時に丹田力が強化されて、自分の生命力が最高に高まっていくのです。
それと同時に、自分の徳性、個性、知能、技能というものが最大限に発揮されます。この時に自分の人間性が、一回りも、二回りも大きくなり磨かれてくるのです。
これこそが「基本ではじまって基本でおわる」「カラテの実力と人間性の向上を促す」ことを意味しているのです。
基本稽古は「理の稽古」とも呼ばれています。三合法によって自分の「本体」を形成するからです。
ですから、基本稽古はウォームアップではなく、自分の生命力を確立するためのための稽古と位置付けなくてはなりません。
「三識」という言葉があります。これは、「知識」「見識」「胆識」のことです。「知識」は、知っているということ。「見識」は、知っていることをそれは大切なことなんだと、使命まで高めること。「胆識」は、知識を実践して成果、結果を出すことことを言います。
三合法で言えば、「知識」三合法ということは知っている。「見識」これは大切なことだから、実践しなければいけないと思う。「胆識」三合法を実践し、成果、結果を最高に高め、徳性、個性、知能、技能を最大限に発揮させてみせることと、こうなります。
立派な基本稽古が立派な移動稽古となり、立派な型、そして華麗なる組手へとつながっていることよく理解して、稽古に打ちこんで下さい。












