行事レポート

2021年秋季昇段昇級審査会レポート

9月19日(日)県体育館小競技場において秋季昇段昇級審査会が行われました。
総勢約80人が挑み、コロナ感染防止対策を徹底し、今回も2部制での審査会となりました。
午前は幼年部と少年部(白~青帯)の審査会で、冒頭、田畑師範より「今日の審査会は三合法に徹して基本稽古を行って下さい。気合いと吐き切る呼吸に集中していくと、丹田から力が発揮され、生命力がアップします。これが基本稽古の意義です。極真カラテは基本で始まって基本で終わる。三合法に始まって三合法に終わります。丹田から力を出すことで、最高のパワーが発揮されます。」との訓話がありました。
今回の幼年部・少年部は皆が集中して、基本・移動・補強・型・組手の審査項目を田畑主席師範の号令のもと、しっかり行っておりました。
午後からの少年部(黄~茶帯)と一般部の審査会には、今回、型審査の山本郁子1級、昇段本審査の渡邉恭士1級が挑みました。
冒頭に師範から「昇段審査は、たまたま成功するのではなく、受審者本人や周りの人の心が一つになって、初めて成功します。自分の持っている力を最大限に発揮して、昇段受審者が本当に頑張っているところを見て、自分も感化されて行くことが大事です。気持ちを一つにして、今日の審査会を成功させましょう。」との訓話があり、受審者の表情も引き締まりました。
型において「審査を受ける時は、自信がある、絶対に失敗しないという緊張感と集中力があると物になります。そこを感じて、自信を持って型に臨んで下さい。」との激励が田畑師範よりありました。
今審査会最後の審査項目、昇段十人組手に渡邉恭士1級が挑みました。すでに基本稽古から全力を発揮して臨んでいたため、体力的にも厳しいかと思われましたが、8年間の稽古の集大成を発揮するように一人一人に集中して、一本一本に全力を込めて、力強い十人組手の完遂でした。
最後に田畑師範より「大山倍達総裁が、常々、おっしゃっていました。『連続組手はやったものにしかわからない。白い粉が二つ皿にあり舐めた人間でなければ砂糖か塩かわからない、観戦者は色々と批評するが、連続組手もやった人間しかその価値は分からない。と。見ているだけではわかりません。実際に皆さんも、昇段審査を受けて、ぜひ黒帯を締めて、価値観を高めて、プライドを持って下さい。」との訓話がありました。

来月の東北極真カップ大会においても、道場一丸の気持ちをもって臨みたいと思います。