行事レポート

2021年度公認指導員講習会レポート

12月13日、令和3年度公認指導員講習会が行われました。山形県内22人の指導者、指導員補佐の参加がありました。田畑道場では、年に一度公認指導員講習会を行い、実地と筆記試験があり、筆記は100問かならなり極真カラテ理念精神から始まり、立ち方、手技足技の技を打った位置といった細部まで明記しなければなりません。不合格者は追試が待っています。合格者のみが指導又は、指導補佐のライセンスが与えられます。これは師範代であっても支部長であっても例外は認められません。田畑師範が、大山総裁の内弟子として、習った極真理念、精神、稽古法、礼法作法を直伝して指導者に伝えています。我流ならず正統な極真カラテの継承者、伝承者、そして普及発展者に成長して頂くための講習会です。今回は、コロナ禍のために実技は行われず、そのかわりに、田畑師範から45分の講演がありました。この日のために、3日前から指導の心得十二ヶ条を小冊子を作成されました。田畑師範自ら読み上げて解説して頂きました。その内容は、一条、指導者は極真カラテの継承伝承、普及発展者。二条、指導は社会奉仕。三条、知るとは、教えて、その人が出来た時に知ると言う。四条、仲間、相手のために尽くす。五条、避けて通れない、極真カラテと世界平和。六条、極真カラテは基本で始まり、基本で終わる。七条、強さを求める。八条、型を極める。九条、息吹と瞑想(座禅)。十条、孝心義拳と礼節。十一条田畑道場スタイル。十二条、空手の修行を通じ、極真の道を全うすること。
田畑師範は最後に三識を話され、Iは知識、2は見識、3は胆識。この指導の心得十二ヶ条を知識で知っている段階から、そのようにしなくてはならないと言う、信念まで高める段階へ。これが見識。そして胆識は心得十二ヶ条を実行して血肉化になるまで実践する事が、三段階だとおしゃいました。指導者は極真理念精神(フロソフィ)を共有し、ベクトルの形を合わせる事で、とてつもない力を発生する事が出来る。この力を持って自分を磨き、後輩を導く良き先達者になるように努力精進致しましょうと、言葉を結びました。