9月18日(日)、県武道館柔道場において、2022年秋季昇級審査会が行われました。
残暑厳しい中での審査会でしたが、受審者一人一人が最大限に力を発揮していました。
午前の幼年部・少年部(白~青帯)の審査会は実技開始前に田畑師範より、「感謝の気持ちをもって、普段よりも集中して、持っている技術・心・精神を出し、一本一本の気合、技に心を込めて審査会に臨んでください。」との激励がありました。
暑さに負けず、もてる力、気力を振り絞って、基本、移動、補強、型、組手と厳しい状況の中必死に頑張っていました。
また、今回の幼年部での受審者は、樋口颯真君(大江)のみ1名でしたが、終始、大きな気合と我慢強さは師範をはじめ、場内のみんなから称賛の大きな拍手が送られました。
審査終了後、田畑師範から「カラテの道場はカラテの技術だけではなく、長く稽古を続けることによって、精神力を養っていきます。限界が来た時に後押ししてくれるのが覇気です。三合法で稽古していくと勇気・覇気が身について、自信とプライドが付く。そうすると何か困難があっても乗り越えることが出来ます。苦しい時に頑張って、一歩踏み込んでいくことで力が付きます。それができるのが武道極真カラテ。師範、師範代、先生を信じて頑張ってください。」との訓話がありました。
午後からの少年部(黄帯以上)・一般部の審査会が引き続き行われ、冒頭、田畑師範より「極真カラテはなかずんば立たず。気合を打って、人の気合を聞いたときに自ずと精神が集中して、丹田力、生命力が上がってきます。そして本体の力が発揮されます。本体の力がわかっている人は人格力が高まってきます。そのためには理法に従い、知識、見識、丹識を実行していってください。」また「審査会は稽古ではありません。普段の実力を発揮してください。普段の実力は、大山総裁が『普段の稽古、生活、傾向の心がけを24時間、一日一日積んでいくことで、仕事でも大会でも実力発揮できる』とおっしゃっています。一生懸命やれば何か得ることがあるので、その得たことで次の稽古から、また立ち上がって稽古していくことが出来ます。」と激励がありました。
緊張感のある中、少年部、一般部とも基本、移動では最大限の気合、補強では限界を超えて、型では高い集中力を保ち、組手に勇気と覇気をもって臨んでいました。
最後に田畑師範から「黄帯まで来ることも大変です。みんなはこれからますます強くなるから、心を高めて、同時にカラテの技術も高めていくようにして頑張ってください。」と少年部への訓話の後、「大山総裁が『牛を川まで引っ張っていくのは私の役目、その水を飲むか飲まないかは牛自身の問題。』とおっしゃっていたように、極意をつかむか、つかまないかは皆さん次第です。極真カラテは生涯をかけて自分を磨き上げ、息長く地道に稽古して、精神力を養い、自分に厳しく、自分の限界を超えて強さと人格力を求めていくことが武道極真カラテです。」との訓話がありました。
来月10月は、いよいよ東北極真カップ大会です。3年ぶりの県外極真道場からの参加もあり、これからさらに気を引き締めて、稽古に臨んでいきたいと思ういます。