指導者・黒帯のための読む武徳

指導者・黒帯のための武徳 第5弾 大山倍逹総裁からのメッセージ「組織を支えてくれている支部長、門下生たちへ」


大山倍逹総裁からのメッセージ
組織を支えてくれている支部長、門下生たちへ

第5回世界大会最終日、大山倍逹総裁最後の演武「円転掌」の型を演じられました。その後、支部長会議で支部長、指導者に次のようなお言葉がありました。

「支部長諸君が空手の道に精進しなければならないことは、武道家として、これは当然のことである。しかし、諸君は空手家であると同時に指導者であるということも忘れてはならない。

指導者としての支部長諸君に要求されるのは、信望があって徳のある人柄である。道場を経営するにあたっては政治力も金も必要になる。だが道場を金儲けの手段と考えてはならない。政治力や金は、あくまでも二義的なものである。

指導者にとって、最も大切な要素がもう一つある。それは知力である。知性や教養なくして人を育てることが出来ない。いくら空手の技術だけに長けていても、知性や徳に欠けていては人はついて来るものではない。

支部長諸君と私は、いわば『極真丸』という船に乗った運命共同体である。支部長一人一人は、それぞれ『極真丸』という船に乗った七福神である。指導者としての自覚を常に持って、足りないところがあれば互いに補い合い、未来に向かって『極真丸』の舵取りをしていかなくてはならない。」

まさしく極真会館 田畑道場も運命共同体です。大山総裁のお言葉どおり、共に認め合い、助け合って「極真丸」の舵を取ってまいりましょう。