行事レポート

茶帯研究会稽古 2026年5月

2026年5月9日 茶帯研読本(第2号)
「黒帯を締める意義」

主席師範 田畑 繁

極真カラテは千日(三年)を以て真(初心)とし、万日(三十年)を以て極みとするという言葉があります。
毎日の365日の稽古を休むことなく、3年継続することによって初心が終わり、黒帯として、自分自身を磨き上げると同時に指導者として、道を歩まなくてはなりません。強さだけを求めるのでしたら、白帯を締めて一生懸命稽古すればよいのですが、決して自分一人の稽古では強くなるのはとても難しいことです。
指導者がいて、先輩がいて、後輩がいて、仲間がいればこそ、ともに磨き磨かれていかなければ、カラテの身心の上達を望むことはできないのです。

黒帯を締めることはゴールではなく、本当の修業をするためのスタートラインに立つことを意味します。黒帯の強さを誇るためでなく、黒帯としての責任を果たさなくてはなりません。
白帯や色帯は教わる立場にいます。しかしながら黒帯は、お手本になる立場です。道場でも、社会でも、礼節、忍耐、誠実さをもって行動を示す存在になります。
黒帯は完成ではなく、初心が終わって生涯修業を継続し、道場生を導びいていく決意の象徴です。