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武徳 復刻版 第10弾「素直な心を持つ」


「素直な心を持つ」

オリンピック選手がよく「素直な心の大切さ」を話します。監督の話をよく聞き、反省、自分自身を見つめ直し、コーチの話しをよく聞いて、それを理解し教えてもらったことを素直にやってみる。そして結果を出していく。この素直な心の大切さはスポーツ界に限ったことではありません。どのジャンルの世界にも通じるものです。松下電器(現在のパナソニック)の創業者 松下幸之助さんが大成功したのは「素直な心」で人の意見を聞き、それを取り入れ、創意工夫と努力をしていったからだと言われています。
いたらぬ自分を認め、そこから努力するという謙虚な姿が素直な心です。我の強い人、才能のある人、威張っている人、怠け者に人の意見を聞かずに怒り出す人もいます。しかし本当に伸びる人は、人の意見を聞いて常に反省し、自分自身を見つめることの出来る人です。
本当の事を言われると耳が痛いものです。この耳が痛い意見が自分を成長させてくれると受け止める謙虚な姿勢が必要です。