武徳

武徳 復刻版 第3弾 「覇気をもつ」

              【2005年11月 Denmark】

覇気をもつ
 大山総裁は「覇気は万事の本」とおっしゃってました。覇気とは、基本稽古において、おへその下約10cmにある丹田という東洋医学のツボから気合を入れると身につくと言われています。その方法としては正拳中段突きで言えば、極真カラテの伝統である三合法を行います。一点目は丹田から力と気合を入れ、2点目は脇の下を閉め、3点目は正拳の小指に力を込めます。これを当たる瞬間、技を止める瞬間に三点同時に力を合致させます。

一生懸命に稽古していても、頭の中で考え事(妄想念)をしていれば一心力が生まれません。
技を打ちながら一番気合の大きい人に自分の気合を一心に合わせていくときに、はじめて丹田力が発揮され、自分の生命力が最高に高まるのです。これが「万事の本」「覇気」です。

「それ志は気の帥なり、気は体の充なり」とは、たとえ覇気があり生命力が最大限に高められたとしても、「それ志は気の帥なり」人として悪しき考え、不善、悪意があれば志が悪となり、悪行のために「覇気」の力が発揮されることになります。正義のために「覇気」が向かえば、どんな困難であっても、どんなことが起きても、それを打ち破る、乗り越える力になります。
覇気が強ければ強いほど、人間として正しいことを貫いていかなくてはならないのです。
極真は真を極める。正しいことを正しく貫くという意です。正義に立つということです。
そのために「覇気」があるのです。