9月23日(木)14:00より30分間、田畑師範のご講演がありました。
講演内容は下記に記しました。
1.極真田畑道場十年の大計について。
2.2026年12月の昇段審査会受審について。
・師範、師範代、支部長、指導者の育成と輩出。
3.講演52の事例集が筆記試験になり、師範90%、師範代80%、支部長70%、指導者60%が合格ラインと明示。
4.指導者は自身が生涯をかけ「達しなければならない」。そのために同志である、道場生の存在を再認識。
5.レッスンプロになってはならない。満足してはならない。
6.技を極め、体力を極め、精神を極めると同時に自分自身を極めること。50代までは肉体、技、精神強化、プラスの発想。60代からマイナス・引き算の発想に方向転換、そして残ったもの、自己の本質こそが自分の全て。
7.達するためには、道場稽古の中で自分の稽古はしないで、別に自主トレの時間を設ける。そして毎日稽古すること。
8.田畑師範実例:おかげさまで毎朝8時から11時30分まで朝練、午後からサンドバックと型稽古、そして夕方から幼年部・少年部・一般部・専門稽古とやらせてもらっているが、もし朝練、午後練がなければ、ただの人に過ぎず、道から外れ、達することさえしないと思う。又、この様な環境に感謝。
9.臨終に見たい夢は「才能もなく、ほとんど努力の継続だけで来た、お前に達するということは、こういうことだ」とチラリとご褒美で神様か大山総裁が見せてくれることが最後の夢。
10.大山総裁は「地球は子供たちから借りているのだから、地球をきれいにして子供たちに返さなくてはならない」とおっしゃった。そこで私は「道場生は自分の私物ではない。道場生は大山総裁から借りたもの。極真理念、精神、稽古法、礼法作法を伝えなくてはいけない。独善は良くない。」と指導者に伝えています。
11.鍛えることはある程度、誰でもできるが、学ぶことをしなければ、独善に走ってしまう。
学びて思わざれば則ち罔し、思いて学ばざれば則ち危うし。
鍛えること、創意工夫していくことが両輪の輪。
12.支部長・道場生は私の宝物であり極真の財産である。これから先の道を歩くためにも最後の言葉として、送る言葉があるとしたら、
「精神一致、何事か成らざらん」と。
(精神を集中して物事に当れば、どんな困難な事柄でも、できないことはない)
むすび:本日は北海道から野中良介先生、清水師範代、柴田支部長、小野支部長、和田副支部長、渡邉1級、冨士田2級、山口10級の参加がありました。
自己を律し、他を益するような人物、指導者になっていただきたいと切に思う次第です。
次回は10月21日(木)PM8:00から第2回講演会を開催する予定です。