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2021年、新年のご挨拶

 謹んで新春のお慶びを申し上げます。

今年のスローガンは「さらなる忍耐、さらなる努力」と致します。

このコロナ禍で、世の中の常識が全て変わってしまいました。今まで普通であったことが、実はとてもありがたいことであったり、幸せであったことが身に染みて痛感しています。

日本中、世界中の人々が、この閉塞感の中で、もがき苦しみ、苛立っています。

大山倍達総裁は、かつてこのようなことをおっしゃっていました。
「政治は国を治め、人民を救う為にある。経済は財を以って、生活を安定させる。医術は人の命を助け、健康を保つ。武道は、人間の精神を救うためにある。」と。

武道は人間の精神を救うためにあるならば、コロナ禍で壁にぶち当たっている今こそ、道場生は極真理念、精神をもってして、まずは自分自身を救わなくてはなりません。その方法として、
①基本稽古で三合法を実戦し、自己の生命力を最高に強くすること。
②極真円心の呼吸と瞑想で得た心の純化、浄化、安心立命の境地。
③息吹による心身統一の強化。

この①~③をより意識して、稽古し、体得し、自分のものとしなくてはなりません。

コロナ禍で、誰もが困難に遭遇している最中、この状況においても、コロナに屈することなく、嘆かず、腐らず、自暴自棄にならないで、「さらなる忍耐力」をつけ、稽古法を理解し、実践して、自分自身が体得できるように「さらなる努力」をしてまいりましょう。