2月16日、山形県武道館において、第二次公認指導員・審判員講習会と冬季合宿代替セミナーが開催されました。 第一次公認指導員・審判員講習会は田畑師範が指導されます。第二次講習会は自分、黒沼の受け持ちでしたが、今回田畑師範に指導して頂きました。 冒頭、田畑師範より「従来ならば第二次公認指導員講習会は、黒沼師範代が担当ですが、代わった理由は、去年、コロナ明けということもあり、カラテセミナーで世界7ヶ国を回りました(ブラジル、カナダ、南アフリカ、カザフスタン、ボリビア、ハンガリー、オーストラリア)。年齢や体調、ケガもあり決して満足な体調ではなく、満身創痍で指導し、塗炭の苦しみで完遂した次第です。
大山倍達総裁がご逝去された年齢が70歳です。今年、私は5月に65歳になります。あと5年経つと70歳になることを鑑み、年齢から来る老化、体調、病、ケガと等を考慮すると、参加された皆様とあと何回審査会指導やセミナー指導ができるかわからないことを思うと、今回の第二次講習会は何が何でも稽古指導、講演をし、極真カラテの神髄を伝えたいと思った次第です。
この、今日のセミナーが「伝説」になるかもしれません。稽古は一期一会。本気になって稽古しましょう。」と、お言葉がありました。
極真の真骨頂である基本稽古でも、「三合法」の説明と実践が田畑師範よりあり、上座の役目である。率先垂範、渦の中心、至誠通天である。本気であれば何でもできること、一番の上座は長岡師範代。長岡師範代の気合を聞きながら、三合法と気合に集中し自己の生命力を高め、本体を確立するために皆で技と力と心と気合を一致させるようにと激しく叱咤がありました。
特に基本稽古は圧巻です。師範の一つの号令に皆が、気拳体一致の技を打ちます。気合のみが後ろから、真ん中から、前からうねる波のように聞こえてきます。指揮者と楽団のように一つになり、オーケストラのように奏でていきます。
この日の田畑師範の前蹴上は、凛として気迫と凄みがありました。
田畑師範を含め36名が、一つの号令でまとまり、田畑師範のおっしゃるところの「気の柱」が道場に立ちました。感謝した次第です。
稽古後に小冊子にまとめられた
-極真カラテフィロソフィー-
大山倍達総裁からの薫陶
1.極真カラテの存在意義
2.極真カラテを学ぶ目的
3.文武両道について
4.大会参加の意義
5.極真カラテと人間形成。
6.極真カラテで「自己実現」と「自己完成」を目指す。
7.挑戦
8.幼少年部への項
9.極真への道 一般部必読
10.極真稽古の理法
11.組手の定理
12.型の定理
13.極真理念、極真精神、道場面目
14.指導者とは
15.番外編
から3~4の節を抜粋され講演して頂きました。
自分黒沼は、今回はカメラマンに従事しました。渾身の写真を見て頂ければ幸いです。






























































































































