6月4日(日)、県武道館2階柔道場にて夏季審査会が行われました。
今回の審査会から、入場制限が撤廃されて、コロナ前のように全受審者が一堂に介しての審査会となりました。
審査会開始前に田畑師範より「稽古で培った力を発露させるためには、正しい心がなくてはいけません。心は正座の形に表れます。正座の姿勢を正すことで、心を正していって下さい。」との訓話がありました。
田畑師範の号令で基本稽古が開始されましたが、これまでの2部制と違い、4歳から60代までの受審者全員の三合法による気合は、とても大きな勢いのあるものでした。移動稽古、補強、型と進んでいきましたが、特に少年部受審者の気合、集中力には目を見張るものがありました。
また、一般部において、今回は佐藤龍政1級(鶴岡南)が型審査1回目、伊東庸也2級(尾花沢)が型再審査に臨みました。二人とも、田畑師範の叱咤激励に後押しされ、持てる力を存分にはっきしておりました。
審査終了後、今回10名の幼年部(4歳~小学1年生)が受審し、約4時間に渡る長時間の審査会にも関わらず、最後まで我慢強く審査会に臨んでいた姿に田畑師範からのお褒めの言葉と場内からの大きな拍手が送られました。
最後に「文武両道とは稽古を通じて、自分の限界を乗り越え、自分の能力を信じカラテの技量・力量を高める。もう一道は、人格向上、人間形成を図っていくことが文武両道、文武二道です。」そして「武道カラテで培った力を大会において、正々堂々と発揮し、勝って驕らず負けて腐らず、相手の命、人格を尊ぶことが大会参加の意義であり、最大の試練の場でもあります。」と田畑師範より訓話がありました。また「カラテ道場の意義は段位や大会の勝敗にこだわらず、息長く、地道に稽古を重ね、精神力を養い、自分に磨きかける場です。」「それぞれに合った道で、自分を成長させましょう。」とありました。
次回は7月のリベンジ大会を経て、9月に秋季審査会が行われます。それまでに更なる研鑽を重ねていきたいと思います。