武徳

武徳 復刻版 第5弾 「極真精神とは」

          【2019年9月 南アフリカ(ヨハネスブルク)】

極真精神とは
①厳しい空手の修業を通じて人生の真理を悟り、
②死生を乗り越え、
③真の自由な境地に立ち、
④その上で正義を守り、
⑤人の為、世の為に尽くしていくこと。

①厳しい空手の修業を通じて、人生の真理を悟り。
「厳しい修業を通じて」とは、カラテの厳しい地道な稽古を積み重ね、自らを律して、カラテ修業修養を通じて、技を極め、肉体を極め、心を極めると同時に人生で起こる艱難辛苦、利害得失、喜怒哀楽、栄枯盛衰を恐れることなく覇気をもって体験し、舐めつくし、心を磨き、心を高め、人格を向上させていくということです。
そして最終的には、自分の人生が何であるか、ということを突き詰めていかなくてはなりません。

「人生の真理を悟り」とは、人生には、人は誰しも各々定まった運命というものがあります。その運命を縦軸にして、横軸には仏教の教えの「因果応報の法則」というものがあります。良きことを思い、良きことをすれば、良き結果になり、悪い事を思い、悪い事をすれば、悪い結果になるというのがあります。縦軸の運命よりも、横軸の因果応報の法則の方が強い力を持っていると言われています。

もし、良い運命でうまれてきたのに悪しき事ばかりやれば、良い運命から、そこから落ちて普通の運命に、又は、それより悪い運命に生きることになります。
反対に悪い運命だったのに、良き事を思い、良き事をすれば、普通の運命や良き運命に好転することが出来ます。

良い事も、悪い事も、何か起きた時の対処の仕方が重要です。それは、全ての事柄に対して感謝の思いを持って対処し、反省のある生き方をすることです。反対に驕ってしまったり、愚痴ったり、悲観して生きていくのでは、まるっきり違った人生の結果を生むことになってしまいます。安心立命の人生を歩むのであれば、感謝と反省のある人生を歩まなくてはなりません。

何に感謝するかといえば、差し当たりこの5点が思い浮かびます。
①生まれてきたこと、この命を授かったことに両親・先祖への感謝
②今こうして生かされている事への感謝
③上ばかり見ない。欲望を欲しいままにしないで、足るを知ることにより、自分が幸福で
自由であることを実感しての感謝
④出会った全ての人々に対する感謝
⑤起きた全ての事柄に対する感謝

まっ先に反省するべきことは
①自己中でしてしまった事への反省

良い事なら感謝できても、大病や、悪い事が起きているのにそれを感謝するのには、とてもできないことですが、しかし、感謝することが、感謝の念を出して対処することが一番の解決策です。出会った全ての人、起きた全ての事柄、良い事があれば、謙虚にして驕らないで、感謝の念を持ち、悪い事が起きても、不平不満、愚痴、恨みつらみを言わないで、そのことに耐え、これを乗り越えれば、何かいいことがあるんだ、これを試練と思い常に明るく前向きな姿勢が大切です。

良い行いをすることと、感謝と反省のある生き方が、自分の人生、運命を好転させていくことができ、それが人生の真理を悟ることであり、知ることになります。

人生の目的は波乱万丈の人生の中で、人のために世のために尽くし、いろいろな事を体験して、心を磨き、心を高めて立派な人格を形成することにあります。