10月5日(日)、鈴川道場において第54回県一般選手会・第40回県少年選手会稽古が行われました。
今回、田畑師範は急遽、大阪への出張が入ってしまい、師範がご不在の選手会稽古となりました。
10月に入りましたが、秋晴れの気温の高い中、10月26日に迫った第29回東北極真カップ大会に向け熱い気持ち基本稽古から始まり、シャドー・受け返し・スパーリング、そして最後に力を振り絞ってビッグミットの打ち込みまで、全員で完走しました。
最後に田畑主席師範からの県選手会稽古読本「県選手会稽古の意味」を読み合わせ稽古が締めくくられました。
今回は師範がご不在でしたが、約3週間後と迫った東北極真カップ大会を見据え、一人一人高い意識で稽古が出来たと感じました。
2025年10月5日 県選手会稽古読本
「県選手会稽古の意味」
主席師範 田畑 繁
県選手会の稽古生は、他の稽古生よりも重い責任を担っております。
この場にいる稽古生は、「ただ強くなりたい」だけではなく、強さの本当の意味を学ぶ者だからです。
極真カラテの実力は、突きや蹴りの速さや威力だけではありません。本当の実力とは、人間性を磨き上げる力の事です。
なぜなら、道場で流した汗や涙、苦しい稽古に耐える忍耐、仲間と切磋琢磨する中での誠実さ、そうしたものが一つ一つ積み重なって、自分を強くするだけでなく、人間としての深みをつくっていくからです。
強さだけを持った人間は、時に傲慢になります。しかし、極真カラテは違います。強さを追い求め、心の奥の「真」を貫き「優しさ、思いやりの精神」を持ちます。これが極真戦士の姿です。
県選手会の稽古は、自分達の肉体を鍛えるだけではなく、心と人格を未来に向けて磨き上げるのです。どうか忘れないでいて下さい。試合の勝ち負けは一瞬ですが、人間の本質は一生涯輝き続けるのです。
この稽古、この道を歩む限り、自分達の強さは必ず人間性を向上させて、社会を支える力になります。県選手会として胸を張り、厳しい稽古に挑みましょう。
極真カラテ田畑道場の真の力は、技と共に魂を鍛える道である事を信じて!




































































