12月12日(日)県体育館小競技場において冬季昇段昇級審査会が行われました。
午前は幼年部・少年部(白~青帯)約80名の審査を行いました。冬の体育館ということもあり、厳しい寒さでしたが、田畑師範が一人一人に「頑張れ」「自分に厳しく」など、激励しながら、最年少は5歳の幼年部も受審しましたが全員が、諦めることなく基本・移動・補強・型・組手の審査を完遂しました。
最後に師範からは「一つ目は形をまず覚える。そして気持ちを込めて反復練習することで、自分の技になります。カラテからやらされている状態から、自分がカラテをやっている状態になるように頑張って下さい。二つ目は苦しい時がチャンスです。苦しくなってきたときに、もうひと頑張り本気になっていくと自分が伸びていきます。それには、勇気とやる気が必要です。勇気とやる気は三合法で身につきます。三合法で基本稽古をして、勇気とやる気を身に付けていってください。」と訓話がありました。
午後からは少年部(黄~緑帯)・一般部約30名が審査に臨みました。
審査開始前に、この度新たに初段に昇段した本部の渡邉恭士初段の帯と昇段状の授与式が行われました。気持ちを新たに黒帯が授与された渡邉初段に場内からは、大きな拍手が送られました。
冒頭に師範からは「カラテは三合法に始まって三合法に終わる。基本に始まって基本に終わります。自分の実力を発揮して、感動を与える、魂から頑張っているような審査会になるよう、主体性をもって臨んで下さい。」と激励が送られました。
昇段型審査に臨む山本郁子1級の気合を先頭に、厳しい寒さの中でも全員が寒さを感じさせないぐらいの熱い気迫を最後の組手まで保ちながら、審査が終了しました。
最後に田畑師範からは「私も毎日が自分との戦いです。朝稽古から昼のウォーミングアップ、そして夜の稽古指導と一日一日を大切に送っています。今日の皆さんも寒さの中、自分と戦いながら、段々気合が大きくなってきた姿を見て、本然の力が浸透してきたことを感じました。たった一人の人間が全員を変える力を持っています。それは一番苦しい時、一番嫌な時に一歩踏み込んでいく事で自分の力を伸ばしてくれます。試練来た時がチャンスです。本気になればできることを信じて、自分への挑戦を続けていってください。」との訓話がありました。
今回の審査会を以って、今年のすべての行事が終了しました。来年は更なる飛躍に向けて、努力精進していきたいと思います。(事務局 黒沼 誠)